子牛が日々考えていること(妄想)を紹介します。創作童話やポエムの空間。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

真実の愛の物語

しんじつのあいのものがたり



むかしむかしあるところに
わがままな王子がいました。
人を心の底から愛したことはなく
宮中の女たちなどは自分の欲望を満たすだけの道具と考え
また自分以外の人間を軽蔑している悪い心がありましたので
女たちに口汚い罵詈雑言をあびせて楽しむ悪い癖をお持ちでした。

ある日、王子の前にひとりの女が通り過ぎました。
その女の地味な服装に腹をたてた王子は
当然のように王子はその女に罵詈雑言をあびせたのでした。

ところがその女こそこの国一番の魔女だったのです。
王子はそのことを知りませんでした。
頭にきた魔女は王子に呪文をかけてしまったのです。

そして王子は野獣になりました。
すぐに王子は城から出て
誰に言われるのでもなく密林へと向かっていったのです。

数ヵ月後、
王子は一匹の虎と会いました。
王子はひと目見て恋に落ちました。
美しい虎の名はエリーゼと言い
王子とエリーゼはほどなく夫婦となりました。

はじめは魔女のことを憎んでいた王子ですが
すぐに感謝する気持ちに変わりました。
なぜならエリーゼとめぐりあえたから
人間だったら絶対に一緒になれなかったからです。
王子とエリーゼは本当に幸せに暮らしていました。

ところがある日
その日は雨がしとしとと降り注ぐ灰色の雲の日でした。
虎同士の戦争がおこったのです。
王子とエリーゼは遠くまで避難しようと思いました。
しかし二匹の家の前はすでにたくさんの虎たちに囲まれていたのです。
争っているふたつのグループでした。

虎たちはどちらにつくのか選べと迫ってきました。
しかし王子はどちらにもつけないと言ったのです。
同じ虎同士で争いを起こして何になる。
そんな馬鹿げたことにわたしたちは巻き込まれたくない。
わたしたちの幸せを奪わないでくれ。

王子の言葉を聞いてるうちに一匹の逆上した
青年虎が王子に噛みかかってきました。
自分たちの幸せのみ考えて戦いに参加しないなんて

「この売国奴め」

その時、とっさにエリーゼが身代わりになって噛まれてしまいました。
青年虎は邪魔だといわんばかりにもう1回エリーゼに噛もうとしたところ

「やめろ、エリーゼは噛むな」

と王子が青年虎とエリーゼの間に入りました。
その時、奇跡がおこったのでした。
天界で影ながら王子の様子を見守っていた神様が
王子が真実の愛に目覚めたことを知りひどく感銘をうけたのです。
そして神様のはからいによって王子は人間に戻されたのでした。

ところが周り中に虎だらけの最中に
このはからいは酷でした。

はじめはキョトンとしていた虎たちですが
突然人間(エサ)があらわれて皆
争いを忘れ空腹感に襲われたのでした。
エリーゼでさえも王子がさっきまでいた夫だと思わずに
飢えた目で王子を見たのです。

王子は一目散に逃げ出しました。
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【真実の愛の物語】

むかしむかしあるところにわがままな王子がいました。人を心の底から愛したことはなく宮中の女たちなどは自分の欲望を満たすだけの道具と考えまた自分以外の人間を軽蔑している悪い心がありましたので女たちに口汚い罵詈雑言をあびせて楽しむ悪い癖をお持ちでした。ある日...
プロフィール

子牛

Author:子牛
ようこそいらっしゃいました。
大人向けの創作童話を作っています。
よかったらみてください。
ありがとうございました。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

クリックするとランキングがあがるそうです。 よかったらお願いします。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。